ソフトバンクテレコムは、東京・品川区内に国内では12カ所目となるデータセンター「東京第五データセンター」を新設し、2013年2月からサービスを開始すると発表した。

「東京第五データセンター」外観図

本センターは、山手線の最寄り駅から徒歩圏内でアクセスできる好立地にあり、かつ、都内でも地震・水害・火災リスクの低い地域(東京都都市整備局による「地震に関する地域危険度(5段階評価)」で最も危険性の少ない地域)にある、災害への耐久性の高いデータセンター。

東日本大震災以降の、企業のディザスタリカバリ(DR:Disaster Recovery)や事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)対策としてのデータセンター需要に対応し、首都圏にある近距離DRとして冗長性の高いシステム構築を実現するセンターとなっている。

また、同センターは大規模なシステム構築が可能な高キャパシティで、ラックあたり実効8kVAまでの高集積機器の受け入れ、空調設備や無停電電源装置も冗長構成をとっており、万が一の停電にも非常用発電機で48時間連続稼働を実現する。さらに、先進の環境技術を導入することでPUE(Power Usage Effectiveness)においては設計性能値「1.36」の高いエネルギー効率を実現し、CASBEE(Comprehensive Assessment System for Environment Efficiency)による建築環境の総合評価においてもSランク認定を受けた業界最高水準のグリーン志向のデータセンターとなる。

ファシリティ

環境対策

ネットワーク環境は、インターネットバックボーンへのダイレクト接続や、クラウドシームレスな統合型VPNサービス「ホワイトクラウド SmartVPN」をはじめ、各種VPNサービス(「ULTINA IP-VPN」/「ULTINA Wide Ethernet」)にもダイレクトな接続が可能。

ソフトバンクテレコムでは、顧客の希望に合わせ多種多彩でかつ柔軟性のあるサービスメニューと、コストパフォーマンスの高いデータセンターサービスを提供していくと共に、顧客のビジネスの信頼できるパートナーとして今後も活動していく。