Ruby on Rails

Rails Core Teamは7日(米国時間)、Ruby on Railsに発見された深刻な脆弱性に対処したバージョンを公開した。Ruby on Railsは、Rubyで開発されたWebアプリケーションフレームワーク。今回のアップデートではAction PackとActive Record/JSONにあった脆弱性が修正されている。対処された2つの脆弱性は次のとおり。

「CVE-2013-0155」はO/R マッピングライブラリであるActive RecordとJSONパラメータ解析を組み合わせて利用される脆弱性で、影響受けるバージョンは3系のみ。もう一つの「CVE-2013-0156」はMVCのビューとコントローラを担当するAction Packに複数の脆弱性が見つかった問題で、DoS攻撃に利用されてしまうという。こちらの脆弱性は全バージョンが影響を受けるとしている。

Rails Core Teamではこれら脆弱性に対処したバージョン(3.2.11、3.1.10、3.0.19及び2.3.15)をリリースしており、すべてのユーザに対してすぐにアップデートを行うよう推奨している。また、何らかの理由によって更新できないユーザ向けにパッチも提供されている。