「効率アップ」「集中力アップ」 - 誰もが目指していることだが、明確な指標がなく曖昧、つまり永遠の課題ともいえる。効率アップについてのアドバイスは多数あるが、今回はOpen Forumの記事「フォーカスを維持し、生産性を改善するための10の方法(原題 : 10 Ways to Stay Focused and Productive)」を紹介したい。

1. インターネットのオンとオフ

仕事のためにPCに向かっても、デスクトップ上に誘惑が多い今日この頃、まずはインターネットとの付き合い方を考えよう。

何気なくブラウザアイコンをクリックしてしまう人、You Tube、Twitterなどの誘惑に逆らえない人、ここはぜひツールに頼ろう。「Freedom」は一定時間にオンラインにアクセスできないようにしてくれる有料のツールだ。オフラインのために対価(10ドル)を払うのは馬鹿げていると思うだろう。だがお金を払うと意志も固くなるかもしれない。

2. 仕事中にはスマホをオフに

誘惑という点では、PCでのブラウジングに負けず劣らずなのがスマホ。

通勤電車や待ち時間にメールやニュースをチェックする、スケジュールを確認する。スマホは生産性アップに大きく貢献しているが、仕事中にスマホを手にすると集中力が低下し、効率は落ちる。数時間使わなくてよいなら思い切ってオフにしたいところだが、スマホは電話だ。要は時間を決めればよい。使わない時間は別の部屋に置くなど視界から遠ざけるのも手だ。

3. 音楽は歌詞のないものを

音楽はリラックス効果があり、生産性アップの助けになる。だが、音楽ならなんでもよいわけではない。歌詞がある歌は、読んだり書いたりの作業の妨げになってよくないという。

4. やることのリストを作る

オンライン・オフライン、スマホ、快適な音楽と環境が整ったところで、実際の対策に入ろう。

「リスト」と聞くと、古い、いまさら…と思われる方も多いかもしれない。だが、終わった後にリストに線を引っ張る快感は達成感ともいえる。また、リストを作ることでその日やるべきこと、優先順位が明確になり、漠然と「忙しい」「急がなくては」というストレスの対処法にもなる。紙とペンを手に、さっそくリストを作ってみよう。

5. 締め切りを設定

締め切りがないと人間は先延ばしにしてしまう。明日は明日で、別の仕事や突然の作業が入ってくるだろう。締め切りが設定されていない仕事なら、自分で「今日中」「明日まで」と決めたい。「午前中」「2時まで」ともっと細かに区切るのもおすすめだ。もちろん、締め切りを決めたらリストに書こう。

6. 継続は力なり

効率アップから実際に成果を得るためには、一日や一週間ではなく長い期間が必要だ。

一年を見通せるスケジュール帳のようなものを用意して、その日決めたことができた日にマルやチェックマークを付けるなどして自分のリズムを知ろう。記事では一年間の表を壁に貼ることをアドバイスしているが、それが難しい場合はデスクの隅に置いておくなどして忘れないようにしよう。自分のリズムがわかってきたら、次はそれを維持するようにしたい。

7. 現実的な目標を

最大の障害は非現実的な目標だ。やらなければいけないこと全てを詰め込むと無理がでる。一歩ずつ、着実に終わらせよう。