ファーストサーバは18日、IaaS(Infrastructure as a Service)型パブリッククラウド「Z Cloud」において、ソフトウェアロードバランサー「Stingray Traffic Manager」を、同日より発売開始すると発表した。

「Z Cloud」

L7 ロードバランサー(HTTPやFTPなどアプリケーション情報をベースにトラフィックを振り分け、サーバーの負荷分散を行う装置)である「Stingray Traffic Manager」は、ヒット数やサーバー毎の帯域使用量などの詳細情報をリアルタイムでモニタリングする機能が搭載されている。

利用イメージ

特徴として、ラウンドロビン、重み付けラウンドロビン、リーストコネクション(最小接続)、ファステストレスポンスタイム(最速応答)等のアルゴリズムにて負荷分散処理が可能。SSL通信で送受信されるデータを、ロードバランサーで暗号化・復号化する機能を搭載しているほか、L7レベルの負荷分散処理が可能となっている。

また、ロードバランサーを2台使用し、クラスタ構成を組むことが可能で、クラスタ間で設定を共有し、障害時は正常稼働中のロードバランサーへ仮想IPアドレスを移動することでサービスが継続できる。

「Stingray Load Balancer」と「Stingray Simple Load Balancer」の2種が発売され、それぞれの帯域制限と月額料金は、「Stingray Load Balancer」が100Mbps~1Gbpsで、月額8万1,900円から、「Stingray Simple Load Balancer」が10Mbps~100Mbpsで、月額2万1,000円~6万900円となっている。