三菱電機インフォメーションテクノロジー(MDIT)は18日、様々なスケールに対応可能なデータ分析フレームワーク「AnalyticMart」の構築支援機能を強化し、2013年1月23日より発売開始すると発表した。

同製品は、分析に関係ありそうなデータは予め全て分析用データベースに取り込んでおくことにより、分析レポートの追加や拡張への対応が容易となる大福帳型データベースを採用しており、今回の機能強化では、その大福帳型データベースを作成するための機能が強化された。

データ分析フレームワーク「AnalyticMart」

特徴として、関係するデータ項目を予め集めて分析データベースを構築し、分析データベースは分析レポートの追加、拡張にも対応。運用ジョブは、スケジュールに登録され自動実行する。

また、データ見える化機能(AQL Viewer)を新たに追加し、集計表に加え、グラフ(棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ、複合グラフ)で表示できるようになったほか、帳票作成ツール「Report Designer」との連携をサポートし、データ量増大に対しても安定した性能で帳票および情報分析レポートの出力が可能となった。

発売されるのは、「AnalyticMart AQL Base Express」、「AnalyticMart AQL Base」、「AnalyticMart for DIAPRISM」の3種。

共通の仕様として、高速分析用データベース (AQL)、構築支援機能 (AAS)を備えている。また、「AnalyticMart AQL Base Express」はデータ量に応じたラインセンス、「AnalyticMart AQL Base」と「AnalyticMart for DIAPRISM」はコアライセンスとなり、さらに「AnalyticMart for DIAPRISM」は高機能データ抽出加工ツール(RSF)を標準搭載している。

価格は、「AnalyticMart AQL Base Express」が84万円から、「AnalyticMart AQL Base」が583万円から、「AnalyticMart for DIAPRISM」が651万円からとなっている。