紀伊國屋書店は11月19日、店舗と連動した電子書籍サービスを強化する目的で、全国の主要店舗に電子書籍コーナーを設置し、独自の公衆無線LANサービス「紀伊國屋書店 Wi-Fi」を導入したことを発表した。

同社はこれまで、新宿本店 / 新宿南店 / 梅田本店 / 札幌本店 / 福岡本店 / 流山おおたかの森店に電子書籍コーナーを設置し、電子書籍アプリや読書専用端末の利用環境を提供してきたが、今回、設置店舗を拡大。仙台店 / 前橋店 / さいたま新都心店 / 玉川高島屋店 / 国分寺店 / 横浜店 / 名古屋空港店 / 富山店 / 広島店にも新たにコーナーが設けられ、全国主要15店舗での運営が始まる。

また、今回導入される紀伊國屋書店 Wi-Fiは、無料で使える店内限定の無線LANアクセスサービスで、店頭に並んでいる本の電子版をその場で購入できる。コミックのような容量が大きい電子書籍も高速でダウンロード可能。7月上旬に新宿本店でテスト導入されており、今回、オンラインストア「BookWeb」、もしくは電子書籍アプリ「Kinoppy」の会員向けサービスとして正式にスタートした。

BookWebのWebサイトイメージ

今回、紀伊國屋書店 Wi-Fiが導入されたのは、新宿本店 / 新宿南店 / 梅田本店 / 札幌本店 / 福岡本店 / 流山おおたかの森店の6店舗。なおKinoppyには、本に記載されたバーコードを読み取ることで、簡単に検索・注文できる機能も搭載されている。