シマンテックはWindows 8に対するランサムウェアの影響に関する記事を、ブログで公開した。同社は、Windows 8においてもランサムウェアによる被害は避けられないとし、PCユーザーに対して注意を促している。
ランサムウェアは感染したシステムをロックして使用不可能な状態にするなどといったプログラムで、攻撃者はシステムのロック解除を見返りとして金銭を要求する。この手法は攻撃者にとって収益性が高く、現在、ランサムウェアによる被害が急増しているという。
同社は今回、調査のために、これまでに確認されているランサムウェアのサンプルをWindows 8のデフォルト環境で実行している。その結果、ランサムウェアの亜種「Trojan.Ransomlock.U」を使うと、Windows 8のシステムをロックでき、攻撃者が金銭を請求できる状態になることがわかったという。
同社は、ユーザーがもしランサムウェアに感染してしまった場合、攻撃者に金銭を払わずに、シマンテックが提供する駆除手順を参考にしてほしいとしている。