ヤフー、凸版印刷、イクスピアリの3社は、インターネットと実店舗を結ぶO2O(オンライントゥオフライン)ビジネスの可能性を検証する目的で、イクスピアリが開催するクリスマスイベント「イクスピアリ・クリスマス・ワンダーランド」と連動した実証実験「イクスピアリ・クリスマス・タッチラリー」を開催すると発表した。実証実験の期間は11月15日~12月25日。

今回の実証実験の対象エリアは、千葉県浦安市舞浜の東京ディズニーリゾート内にあるショッピングモール「イクスピアリ」。参加者は、スマートフォンアプリ「地図 Yahoo!ロコ」の新機能である「施設内マップ」を使い、イクスピアリ内をまわってアイテムを集めながらクリスマスツリーを目指すという内容になっている。同イベントの専用アプリ「イクスピアリ・クリスマス・タッチラリー」と「地図 Yahoo!ロコ」をスマートフォンにインストールすれば誰でも参加することができる。

同イベントでは、ICタグとNFC搭載スマートフォンを活用した凸版印刷のコンテンツ配信サービス「Cylsee(シルシー)」を活用し、各タッチポイントに設置されたICタグ内蔵のスマートポスターをスマートフォンでタッチして、ツリーに飾るオーナメントを集める。

「地図 Yahoo!ロコ 施設内マップ」のイメージ

タッチラリーのイメージ

各所にあるオーナメントを集めて、最後にツリーが設営されている「サンタのワンダーガーデン」でクリスマスツリーを撮影すると「素敵なサプライズが起こる」という。

イクスピアリは同イベントによってクリスマスイベントをさらに盛り上げたい考え。ヤフーは、実証実験を行うことで店舗内回遊を目的とした新しい形の販促・プロモーションの可能性を検証するとしている。また、凸版印刷は今後、O2Oビジネスの拡大に向けた新サービスの提供に取り組む。