専用コンテンツ「地球の夜空」および「はやぶさの旅」のナレーションを担当する声優/アーティストの水樹奈々さん

セガトイズは、同社が2012年6月に発表していた次世代家庭用プラネタリウム「ホームスター earth theater」の発売日を当初の11月22日より12月6日に変更したこと、ならびに搭載されるコンテンツの詳細などを発表した。

同製品は、家庭用プラネタリウムでは世界で初めて、光学式とデジタル式の投影を同時に可能にしたもので、光学式投影の6万個以上の星数の表現力に、独自開発のLCOS式デジタルプロジェクタを搭載した「ハイブリッド式投影」により、天空に広がる星空の世界をドラマチックに演出することが可能な小型プラネタリウム。左右に3W+3Wのステレオスピーカーを搭載しているほか、LINEOUTを用いて、家庭用オーディオ機器からの音声出力も可能だ。

搭載されるデジタル投影の映像は、宇宙と神話の世界を描くデジタルグラフィックアーティストKAGAYA氏が手掛け、同製品専用コンテンツとして「地球の夜空」および「はやぶさの旅」の2本が制作された。

地球の夜空は約22分の映像作品で、約6万個の星空の投影のほか、夜空に起こる様々な現象として、美しい天空のカーテン"オーロラ"や幻想的な"雪"、きらめく"流星群"などを映しだし、変わりゆく夜空を楽しむことができる。

一方のはやぶさの旅は、約20分の映像作品で、幾多の困難を乗り越え2010年6月に地球帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」の7年間、約60億kmにおよぶ壮絶な旅の軌跡を辿る物語を見ることができる。

また、これらの映像作品のナレーションには、声優でありアーティストでもある水樹奈々さんを起用。満点の星空の中に広がる壮大な宇宙空間と、透明感のあるボイスの組み合わせにより、優しく包まれる気持ちを体験できるという。水樹奈々さんとKAGAYA氏の共演は、KAGAYA氏スタジオ監修・制作の全天周プラネタリウム番組「スターリーテイルズ」で共演して以来、史上初の東京ドームプラネタリウムを実現した「LIVE CASTLE 2011」やKAGAYA氏がオープニング映像を手がけた「NANA MIZUKI LIVE JOURNEY 2011」などでコラボレーションしており、今回の共演で4回目の共演になるという。

なお、同製品は恒星原板1枚と専用映像コンテンツを収録した2枚のSDカードが付属し、対象年齢は15歳以上。希望小売価格は3万6750円となっている。

earth theaterはホワイトモデルとブラックモデルの2機種が用意されている

映像コンテンツの一部。左から「地球」「雪」「はやぶさ」