NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は10月24日、企業向けプライベートクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」において、ICTシステムをクラウド上に構築できる「仮想サーバーセキュリティサービス」と「サーバーセグメント拡張機能」の発売を開始すると発表した。
また、「Bizホスティング Enterprise Cloud」を再販売する事業者向けに「ホワイトラベル機能」の発売を開始する。
「仮想サーバーセキュリティサービス」で今回、強化されたサービスは、「ウイルス対策(VM)」、「仮想パッチ(脆弱性パッチ)」、「VM間ファイアウォール」の3つ。
「ウイルス対策(VM)」は仮想サーバにおいてウィルス感染を検知し防御、「仮想パッチ(脆弱性パッチ)」はOSなどの脆弱性に対する仮想パッチを自動適用し、既知の脅威からシステムを保護し、「VM間ファイアウォール」はVM間の通信(L4まで)を制御しシステムを保護する。
いずれも10月31日から発売開始され、月額利用料金は、「ウイルス対策(VM)」が6,200円、「仮想パッチ」が9,800円、「VM間ファイアウォール」が7,800円、「フルセット(ウイルス対策/仮想バッチ/VM間FW)」が1万6,900円で、それぞれの工事料金が5万円となる(いずれも税別)。
「サーバーセグメント拡張機能」は、「Bizホスティング Enterprise Cloud」で構築するシステムのサーバセグメントを最大24まで拡張できるほか、仮想サーバに設定できるvNIC数を8枚、vロードバランサとサービス相互接続ゲートウェイを最大24台まで拡張する。
10月24日より発売開始され、利用料金は、月額上限料金が1セグメントあたり1万2,000円、時間料金(分単位)が1セグメントあたり0.417円で、工事料金が2万4,000円となっている(いずれも税別)。
「ホワイトラベル機能」は、「Bizホスティング Enterprise Cloud」を再販売する事業者向けに、同サービスのカスタマーポータルを自社サービスとしてカスタマイズできる機能やエンドユーザーの契約状況や利用状況を管理するための機能を提供する。提供開始は12月中旬を予定している。