Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

Ubuntu Gnomeチームは18日(現地時間)、GNOME 3.6を収録した「Ubuntu GNOME Remix 12.10」をリリースした。Ubuntu GNOME Remix 12.10(以下UGR)は、先日公開されたUbuntu 12.10をベースにGNOME環境を採用したLinuxディストリビューション。UbuntuユーザにベストなGNOME環境を使用してもらうことを目的に公開されている。

Ubuntuは伝統的に標準のデスクトップ環境としてGNOMEを採用していたが、2011年4月に公開されたUbuntu 11.04よりGNOMEと決別し、独自開発であるUnityに切り替えている。Unityは外観やテーマはGNOMEと似ているが操作性に関しては全く異なる。以降、UbuntuはGNOME系のアプリケーションをいくつか採用しつつも、Unityを標準のUIとして使用している。

リリースされたUGRは、Ubuntuは使いたいもののUnityに不満を持つユーザ向けに公開されている。UGR 12.10の主な特徴は次のとおり。

  • GNOME 3.6の採用
  • UIにGNOME Shellを採用
  • ログイン管理にGDMを使用
  • WebブラウザにEpiphanyを採用
  • メーラにEvolutionを採用
  • Gnome PackageKitによるパッケージ管理
  • Webカメラ用にCheeseを採用
  • Rhythmboxを標準のメディアプレーヤに
  • Shotwellを標準の画像マネージャに

逆にUbuntu 12.10でサポートしているFlashに対応しておらず、Flashを使用するにはFirefoxかChromiumをインストールする必要がある。また、Ubuntu Oneも標準で含まれていない。UGR 12.10はAMD64/i386アーキテクチャに対応しており、ISOイメージはリリースノートより取得できる。