富士通マーケティング(以下、FJM)は、堅製造業が生産管理などの情報システム化を行う上で、最適なシステム構築が実現できるよう、顧客自身が作成する企画書作成と、企画内容の具体化を支援するアドバイザリーサービス「情報企画源流支援サービス」の提供を開始すると発表した。

これまで情報システムに多額の投資をしてきたものの「何が良くなったかわからない」、「投資対効果が見えない」、「経営のスピードアップを目指したが変わらない」など、経営に役立っている実感がないというユーザーが多数見受けられ、同社ではその理由を情報システム化の源流である企画段階において、導入の目的や狙いが明確にされないまま導入検討に入ってしまうことだ考えている。

アドバイザリーサービス「情報企画源流支援サービス」概要図

「情報企画源流支援サービス」は、顧客の情報システム化の企画段階を「モノコトの起こり」である源流ととらえ、顧客の経営層、現場層と一体となって、企画段階における顧客の企画力、ノウハウの不足に応えるアドバイザリーサービス。

「情報企画源流支援サービス」位置づけ

中堅製造業、特に個別受注を含む組立・加工業の顧客に精通した実務経験豊富なコンサルファームとのコラボレーションにより開発し、2つのステップで構成している。

第1ステップの企画書作成支援では、目標設定から課題解決の方向性、予想される効果検討など、顧客の企画書の作成プロセスにおいて、専門のアドバイザーが企画書作成のレクチャー、アドバイス、評価・レビューを行う。

第2ステップでは、企画内容の具体化として、専門のアドバイザーが顧客の課題の深掘り、課題解決策の具体化などを指導しながら、作成された企画書をベースとした行き着く先の姿のデザインを支援する。

顧客の経営課題をはじめとした解決すべき重点課題を明確にし、ICTにより解決できる課題、業務変革により解決する課題を1~3カ月の短期間で明確化。ICTにより解決できる課題を明確にすることで、システムの要件定義での検討項目が絞られ、不要なカスタマイズを防ぎ、導入期間の短縮が図れるという。