日本オラクルは10月18日、企業のeコマースサイト構築を支援する2製品の最新版「Oracle ATG Web Commerce 10.1(オラクル・エーティージー・ウェブ・コマース)」と「Oracle Endeca Commerce 3.1(オラクル・エンデカ・コマース)」の提供を開始すると発表した。

「Oracle ATG Web Commerce」は、eコマースサイトの構築に必要な機能を包括的に提供するアプリケーション製品。また「Oracle Endeca Commerce」は、ウェブサイトにおける検索と必要な情報への誘導を効果的に行うソフトウェア。

最新版では、これらの製品の統合が強化され「Oracle ATG Web Commerce」で構築されたeコマースサイトの検索機能として「Oracle Endeca Commerce」を活用することができるようになった。

「Oracle ATG Web Commerce 10.1」では、Webサイトのデザインや構成、画像配置などを設定するツール「Visual Merchandising」を追加。買い物客の視点でWebサイトやページのコンテンツを視覚的に確認しながら編集することが可能になった。またコンテキストメニューなどのオプション機能も追加されている。

そのほか、大容量のアイテムに対して一括処理で変更を反映することができる機能「Multi Edit)」、管理者が、将来の日時を設定してサイトの動きを事前に確認することができる「Time Based Preview」も追加された。

また、モバイル対応に関する新機能として、スマートフォンやスマートタブレットに対応したインターネットショッピング・アプリケーションを簡単に開発することができるフレームワークが追加された。

「Oracle Endeca Commerce 3.1」では、買い物客が欲しいと思っている商品をスマートフォン、スマートタブレットやパソコンからのアクセス履歴により予測を行い、検索結果に動的に反映することが可能になり、これらの条件設定が簡単にできる機能を新たに提供している。

「Oracle Endeca Commerce」 BusinessIntelligence