ハイパーインターネッツが運営するクラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」で、iPhoneで撮影した写真をポラロイドフィルムに現像できる「IMPOSSIBLE INSTANT LAB」のプロダクトプロジェクトが540万円を超える支援額を集め、10月12日に目標金額を達成した。9月にスタートした同プロジェクトは、実際のプロダクト生産フェーズを開始することになる。

「IMPOSSIBLE INSTANT LAB」プロジェクト告知ページ

CAMPFIREは、アーティストやミュージシャン、プロダクトデザイナーなどのクリエイタのためのクラウドファンディング・プラットフォームとして運営されている。クラウドファンディングは、創作費用やプロダクト生産費用などを、プロジェクトに共感・賛同した人たちが資金を出してサポートするというもの。目標金額を設定し、一定期間内に目標に達するとプロジェクトが実際に動き出すことになる。

資金を出したユーザーには金額によって、開発者からのお礼が届く、実際のプロダクトを入手できる、プロダクトの限定バージョンを入手できるなどの"特典"が設けられていることが多く、米国のクラウドファンディング「Kickstarter」では数億円を集めたプロジェクトもある。日本ではまだ多額のプロジェクト事例は多くなく、今回のプロジェクトもCAMPFIREとしてはこれまでの最高額になるという。

今回のIMPOSSIBLE INSTANT LABプロジェクトは、「デジタルをアナログに現像するデバイス」がコンセプト。iPhoneで現像したい画像を選び、iPhoneをセットしてスライドを開け、シャッター音を待てば、あとは自動で写真が現像されるというもの。

iPhoneと現像されたポラロイドインスタントフィルム

IMPOSSIBLE INSTANT LAB本体とiPhone