アイ・エム・ジェイ(IMJ)は10月16日、Webマーケティングにおけるトリプルメディアのひとつであるオウンドメディア(自社Webサイト)に関する調査結果を発表した。同調査では、ECサイト以外のオウンドメディアに会員登録しているユーザーを対象に、登録前後の行動や気持ちの変化などを調べている。調査期間は8月31日~9月1日、有効回答数は927名となっている。
同調査では、オウンドメディアへの登録前後で「認知・想起率の向上」「積極的な行動変化」「イメージアップ」に関するいくつかの項目について、当てはまる程度を10段階評価で回答し、オウンドメディアによる影響を分析している。その結果、86%のユーザーがいずれかの項目の点数が伸びたという。
点数が伸びたユーザーの割合は、「認知・想起率の向上」で73%、「積極的な行動変化」で68%、「イメージアップ」で60%。オウンドメディアへの登録がユーザーにポジティブな影響を与えることがわかる。
なお、オウンドメディアにアクセスしている頻度が高いユーザー、滞在している時間が長いユーザーほど、オウンドメディアへの登録によってポジティブな影響を受けている。
また、オウンドメディアからポジティブな影響を強く受けたユーザーは、調査対象者全体に比べてオウンドメディア内でキャンペーンに応募したり、ゲームで遊んだりすることが多いことも明らかになっている。
「認知・想起率の向上」「積極的な行動変化」「イメージアップ」に関する各項目すべてにおいて点数が伸びたユーザーのオウンドメディア内の行動複数回答 |
このほか、オウンドメディアでポイントを貯めているユーザーは約5割が週3回以上アクセスしており、調査者全体よりも高頻度だった。オウンドメディアでのポイント施策は、ユーザーのアクセス頻度を上げる効果を持つことがうかがえる。