YKK APは10月9日、埼玉県久喜市に2011年9月から建設を進めていた「埼玉窓工場」の第二期「機能ガラス棟」の工事が完了し、10月9日に操業を開始したと発表した。

「埼玉窓工場」は窓の製造供給拠点として操業を開始しており、主に同社の窓事業カテゴリーブランド「APW」シリーズの生産を行っている。

このたび操業開始した「機能ガラス棟」は、Low-E(低放射)ガラスの製造供給施設で、スパッタリングラインで生産されたLow-Eガラスを、隣接する窓棟で複層ガラスに切断・加工。これが「APW」ラインへと運ばれ、「窓」として埼玉窓工場内で一貫製造されることになる。

同社のLow-Eガラス製造拠点は北海道、富山県に続き3カ所目となり、埼玉県の「機能ガラス棟」の操業により、Low-Eガラスの生産能力が2.3倍に増強されるという。

「埼玉窓工場」の敷地面積は約8万7000平方メートルで、「機能ガラス棟」の延床面積は約9300平方メートルとなっている。

KK AP埼玉窓工場 第二期工事「機能ガラス棟」