ジャストシステムは10月4日、Webデータベースを利用して業務システムを構築するノンプログラミングWebデータベースソフトの新バージョン「UnitBase 3.0」を、12月7日から販売開始すると発表した。今バージョンではExcel形式の帳票への出力機能が新たに搭載されている。

UnitBaseはドラッグ&ドロップのシンプルな操作で、顧客管理や営業管理などのWebデータベースを構築できるソフト。Webブラウザ上でデータの操作や一元管理が行え、業務効率を改善できるという。

UnitBase 3.0の利用イメージ

新バージョンでは、帳票出力機能が追加され、UnitBase 3.0で管理しているレコード内のデータを、見積書や請求書などの帳票に直接出力できるようになっている。帳票フォーマットを複数登録して1つのレコードから異なる帳票を作成することや、複数のレコードを一括して帳票化することも可能だという。

また、文字列型のフィールドに入力できる文字の種類を制限する機能や、レコードの公開範囲をフィールドの値に関連づけて設定できる機能、特定の日時になったら自動的にメールを送るリマインダー通知機能なども追加されている。

このほか、データベースのひな型を入出力できるテンプレート機能も搭載され、UnitBase 3.0のテンプレートファイルを元にデータベースを作成できるようになる。製品の発売と同日に公式サイトにおいて、テンプレートの提供を開始するという。

UnitBase 3.0は、指名登録ユーザー数によって価格と年間保守料が異なり、20ユーザーで利用できる「モデル20」の価格は59万円(税別)で、年間保守料は11万8000円(税別)。また今回、同時にログイン可能なユーザー数によって価格と年間保守料が決まる新たなプランが追加された。10ユーザーまでログイン可能な「ワークグループ」の価格は139万円(税別)で、年間保守料は27万8000円(税別)となっている。