泰星コインは、「ソユーズムリトフィルム創立75周年 チェブラーシカ記念コイン」の日本国内予約販売を開始した。価格について、5ドルカラー銀貨は1万2,600円、5ドルカラー銀貨3種セットは 3万6,750円、25ドルカラー銀貨は6万3,000円。

5ドルカラー銀貨

5ドルカラー銀貨3種セット

25ドルカラー銀貨

この記念コインは、2011年にロシアのアニメーションスタジオ「ソユーズムリトフィルム」創立75周年記念コインとして発行されたもので、日本国内販売されるのは初めて。「ロシア・アニメ」を代表する『チェブラーシカ』は、大きな耳をした正体不明の小さな生き物で、その可愛らしい姿は多くの人々を魅了している。

今回コインになったのは、「チェブラーシカ」のほかに、親友であるワニの「ゲーナ」、謎のいじわるおばさん「シャパクリャク」と一緒にいたずらを手助けする「ラリースカ」。各キャラクターごとに用意されている5ドルカラー銀貨が3種類、そして全キャラクターがひとつのコインに印刷されている25ドルカラー銀貨といったラインナップになっている。

コインに採用された『チェブラーシカ』は日本国内でも人気を集めており、2001年のミニシアター上映では7万人の来場者が訪れ、2009年にはテレビアニメ化も行われた。そして2010年には、制作に約6年近い歳月をかけた完全新作の人形アニメ映画を上映。『チェブラーシカ』は元々はロシアの児童文芸作家のエドゥアルド・ウスペンスキーによる絵本に登場するキャラクター。ロシアではその人気からオリンピック代表のシンボルになったこともある。

なお、「ソユーズムリトフィルム」は、2011年に創立75周年を迎えたロシアを代表するアニメーションスタジオ。スターリンの指示によって1936年(ソビエト連邦時代)に創設され、現在も国際的に注目され続けている。創設から75年の間に1,500本以上ものアニメが制作された一方で、2009年からの財政状態の悪化により運営が困難に陥り、ロシアは自国のアニメを失う危機に面しているともいわれている。