ウェザーニューズは7月30日、同社の提供するスマートフォン向けアプリ「ウェザーニュースタッチ」を大幅にリニューアルしたことを発表した。今回のリニューアルでは、これまで提供してきた利用者の参加型企画「ウェザーリポート」を中心に、ソーシャル性やゲーミフィケーション性の強化が行われている。

ソーシャル性では、参加者から送られてくる空や季節のリポート「ウェザーリポート」を参加者同士で簡単に検索できるサーチ機能や、送られてきた空の様子を他の人にも伝えられるようにFacebookやtwitterに投稿できるシェア機能を追加している。

サーチ機能である「ソラサーチ」は、携帯端末の位置情報を利用して「ウェザーリポート」を検索できる機能。現在地からの距離を設定し、見たい空の方角にスマートフォンを向けるだけで、その方角の場所から報告された空が簡単にわかるようになっている。設定できる距離は現在地周辺、30km先、100km先、500km先、1000km先、3000km先など。

「ソラサーチ」の画面イメージ

「ウェザーリポート」の送信イメージ

またゲーミフィケーション性では、「台風」や「ゲリラ豪雨」など様々な気象テーマに応じ、参加者同士が気象に関する知識をゲーム感覚で深めることができる「ソラミッション」を新たに提供する。

天気予報や天気情報は、これまで発表側からの一方通行的な要素が大きかったが、同社の「ウェザーリポート」は、全国から現地の空の様子や体感情報を把握して精度の高い情報を提供することを可能とするとともに、より価値のある情報目指して利用者側から参加する"みんなで作る天気予報"の側面も持っている。

このウェザーリポートの参加者は約30万人。同社によると、1日に約5000通、台風上陸などの際には1日2万通もの情報が寄せられるという。今回のリニューアルでは、有料会員のみしか送ることができなかったリポートについて、無料会員の利用も可能となっている。

「ウェザーニュースタッチ」イメージ