京セラは、丸紅と若築建設と共同でマーシャル諸島共和国のマジュロ国立病院に対して同国最大となる208.98kWの太陽光発電システムを供給したと発表した。

マジュロ国立病院(マーシャル諸島共和国)

同システムの年間発電量は25万7446kWhと予測され、これにより年間約81tのCO2削減につながる見込み。このシステムでは、1枚あたり215Wの太陽電池モジュールが972枚使用された。

また、同国は貿易風が強く吹く地域であるため、強風などにも耐えられるよう、太陽電池モジュール裏面にはサポートバーを施して耐風圧性能を高める工夫をしているという。

同プロジェクトは、政府開発援助(ODA)によるもので、同国のディーゼル発電の一部を再生可能エネルギーに代替することにより、温室効果ガスの削減を支援するというもの。

京セラは同国に対し、1992年と1996年に太陽光発電を利用した製氷装置を設置しており、今回で3度目の供給となる。

主なシステム概要は、太陽電池モジュールが972枚(215W/枚)、接続箱が22台、集電箱が5台、パワーコンディショナが3台・表示装置となっている。