マカフィーは7月6日、トロイの木馬の一種であるDNS Changerの感染の有無を調査し、感染していた場合はDNSの設定を修復できるなツールを無償で提供開始した。同社は、同ツールにより、7月9日にFBIがサーバをシャットダウンした後もユーザーがWebに接続することを支援する。

DNSChangerは、サイバー犯罪者によって作成された、DNSの設定を書き換えるトロイの木馬で。7月9日以降、このDNSChangerに感染したコンピュータは、Webサイト、電子メール、オンラインチャットやFacebookといったソーシャルネットワーキングサイトにアクセスすることができなくなる。

同ツールを使うには、同社のWebサイト上にあるボタンをクリックし、チェックを行った結果、感染の有無が表示される。DNS Changerに感染していた場合は、インターネットの設定を修復する無料のツールをダウンロードするよう促される。

DNSChangerの感染の有無を調べられるマカフィーのサイト。「Check Now」と書かれているボタンを押すとチェックしてくれる

チェックの結果、感染していない場合の表示