Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

Canonicalは25日(米国時間)、Amazon EC2にARM版Ubuntu Serverの提供を始めた。Ubuntuでは、4年前よりARMアーキテクチャへの対応を進めており、ARM版Ubuntu Serverの正式な提供はUbuntu 11.10より行っている。4月末にUbuntu 12.04 Serverが公開されたが、ARM版Ubuntu Serverとしては初のLTS (Long Term Support)バージョンとなっている。

現在、CanonicalではAmazon EC2にARM版Ubuntu ServerのAMI (Amazon Machine Image)を提供している。このイメージは、開発者やシステム管理者に対して実験的に体験できるように用意したという。AMIはすでにAmazon EC2上で公開されている。EC2の管理コンソールに移動し、新しいインスタンスを立ち上げ、インスタンスウィザードで"Community AMIs"を開き、AMI ID「ami-aef328c7」を選択して使用できる。最新のAMI IDについてはこちらで確認できる。

公開されたARM版Ubuntu ServerのAMI選択画面 - Canonical Blogより抜粋

このAMIはUbuntu 12.04 armhf (ARM Hardware Float)システムの動作を提供しており、パフォーマンスについては仮想環境のオーバーヘッドにより制限されるという。またこのイメージはメモリ要件上、ラージインスタンス(m1.large)タイプを使用する必要がある。