米Googleは5月23日(現地時間)、iOSアプリ版「Google Search」のバージョン2.0をリリースした。iPhone/iPod touch向けのデザインが新しくなり、操作性・パフォーマンスも向上している。動作環境はiOS 4.2以上。AppleのApp Storeから無料で入手できる。

Google Searchアプリは、Google検索(テキスト、音声、Goggles)機能と、GoogleのWebアプリおよびモバイルアプリへのポータルを兼ねたユニバーサルアプリだ。今回は主にiPhone/iPod touch向けの機能強化と改善が施されており、iPad向けと同じように機能するようになった。

新しいiPhone/iPod touch向けアプリは、スタートスクリーンにGoogle検索ボックスと、アプリ、音声検索、Gogglesなどのボタンが並ぶ。シンプルなデザインだ。検索機能のスピードが大幅に向上しており、オートコンプリート機能の検索語候補の表示やページロードが従来よりもきびきびと動作する。

検索機能とアプリ、シンプルなスタートスクリーン

検索結果(左)をタップするとアプリ内でWebページが開き、スワイプで検索結果とWebページを切り替えられる

検索結果をタップすると、アプリ内でWebページがスライドインパネルで表示され、スワイプを使って検索結果とWebページを簡単に行き来できる。開いたWebページでは、ツールバーの虫眼鏡ボタンをタップしてぺージ内のテキストを検索できるようになった。結果画面では下部に、画像、プレイス、ニュース、動画、ブログ、掲示板、書籍などの検索メニューがリボン状に広がり、これらもスワイプでブラウズ可能。簡単に検索機能を切り替えられる。

またオートフルスクリーンによってiPhone/iPod touchの小さな画面を有効に使えるようになった。画面をスクロールすると、検索ボックスとコントロールバー/ツールバーが消えて画面全体にコンテンツが広がる。同機能は特に画像検索において有効で、たくさんの写真が並んでいてもグリッド表示ですばやく結果写真をブラウズできる。拡大表示した写真は「画像を保存」を選択してカメラロールに保存できる。これはiPad向けの新機能でもある。

画像検索の結果はフルスクリーンのグリッド表示でブラウズ可能

Googleの各種サービスにすばやくアクセスできるアプリ機能

ポータル機能(アプリ)では、利用できるアプリがWebアプリとネイティブアプリに分類されて並ぶ。各アプリは大きなタイルで表示され、タッチ操作でも押し間違えることなく、すばやく目的のサービスにアクセスできる。