富士通は、企業向けデスクトップ型PCワークステーション「CELSIUSシリーズ」のラインナップを一新し、CPUやメモリなど基本性能を強化した全4シリーズ29機種を5月24日より順次発売すると発表した。

「CELSIUS R920」

新ラインナップでは、解析やシミュレーションなど、大容量データを扱う用途向けの「CELSIUS M720」を追加している。「CELSIUS M720」は、最上位機に搭載される高性能プロセッサーをミニタワー型筐体に搭載することができ、グラフィックスカードも最大2枚、最大搭載メモリ容量も64GBまで増設が可能。

大規模CAD/CAEをはじめ、構造解析、熱解析などHPC用途でも使える、ハイパフォーマンスPCワークステーション「CELSIUS R920」は、「NVIDIA Tesla C2075」を最大2枚搭載が可能で、CPUはIntel Xeon プロセッサー E5ファミリーを搭載。8コア/16スレッドプロセッサーを最大2個搭載できる。メモリには「DDR3 SDRAM」を搭載し、最大192GBまで増設が可能。価格は66万5,800円から。

「CELSIUS M720」

ミッドレンジ PCワークステーション「CELSIUS M720」は、CPUにIntel Xeon プロセッサー E5ファミリーを搭載。マルチ画面表示を行うため、グラフィックスカードに「NVIDIA Quadro 2000」、または「NVIDIA Quadro 600」を搭載することが可能。価格は31万6,000円から。

汎用の「CELSIUS W520」は、CPUにIntel Xeon プロセッサー E3-1275v2を搭載。グラフィックスカードとして、「NVIDIA Quadro 600」、「NVIDIA Quadro 2000」、「NVIDIA Quadro 4000」、「NVIDIA Quadro 5000」から選択でき、CAD/CAEからデジタルコンテンツクリエーションまで利用できる。価格は18万8,000円から。

省スペース の「CELSIUS J520」は、CPUにIntel Xeon プロセッサー E3-1275v2、グラフィックスカードに3D対応の「NVIDIA Quadro 2000」、または「NVIDIA Quadro 600」を搭載することが可能。また、本体に「電源連動型サービスコンセント」を標準装備しており、ディスプレイ電源を本サービスコンセントに接続している場合、本体電源をオフにするとディスプレイへの電源供給もストップする。価格は17万4,000円から。

「CELSIUS W520」

「CELSIUS J520」