富士通は5月15日、PCサーバ「PRIMERGY」シリーズを拡充し、1WAYラック型サーバ1モデル、1WAYタワー型サーバ3モデル、2WAYブレードサーバ1モデル、2WAYマルチノードサーバ1モデルの計6モデルの販売を開始すると発表した。CPUはインテルの最新CPU「インテル Xeon E3ファミリー」と「インテル Xeon E5 ファミリー」を搭載する。

製品ラインナップは次の通り。

  • 1WAY ラック型サーバ 「PRIMERGY RX100 S7」
  • 1WAY タワー型サーバ 「PRIMERGY TX100 S3」
  • 1WAY タワー型サーバ 「PRIMERGY TX120 S3」
  • 1WAY タワー型サーバ 「PRIMERGY TX140 S1」
  • 2WAY ブレードサーバ 「PRIMERGY BX920 S3」
  • 2WAY マルチノードサーバ 「PRIMERGY CX270 S1」

1WAYサーバ(RX100 S7、TX100 S3、TX120 S3、TX140 S1)では、消費電力当たりの性能向上を実現した「インテル Xeon プロセッサー E3ファミリー」をCPUラインアップに追加。従来から提供しているCeleron/Pentium/Core i3プロセッサと合わせ、幅広いラインアップから最適なCPUを選択できる。また、動作周波数1600MHzのメモリや3TB SATA HDDを新規に採用し、サーバの高速化・大容量化に対応する。RX100 S7、TX100 S3、TX140 S1は、国際エネルギースタープログラムに対応したオプション構成も可能で、スーパーグリーン製品の認定済み。

「PRIMERGY RX100 S7」

「PRIMERGY TX100 S3」

「PRIMERGY TX120 S3」

「PRIMERGY TX140 S1」

2WAYブレードサーバ(BX920 S3)では、「インテル Xeon プロセッサー E5 2400番台」を搭載。4~8コアまで幅広いCPUラインアップを揃え、中堅企業・大企業における部門サーバから基幹サーバまで幅広く対応する。メモリースロットが拡張され、12枚まで実装可能となったほか、省電力かつ大容量を実現する「LV-LRDIMM」が選択可能で、最大384GBまで搭載できる。オンボードのLANインタフェースは、10Gbps×2ポートまたは1Gbps×4ポートから選択でき、SASアレイコントローラ専用スロットを装備することで、拡張ボードスロットを使用せずにRAID構成が可能となっている。

「PRIMERGY BX920 S3」

2WAYマルチノードサーバ(CX270 S1)では、「インテル Xeon プロセッサー E5 2600番台」で最上位の「インテル Xeon プロセッサー E5-2690」およびGPUコンピューティングカードが搭載可能。高さ2UのCX400シャーシに2台搭載できるため、42Uラック当たりGPUコンピューティングカードを搭載した2WAYサーバノードが42サーバ収容可能。

「PRIMERGY CX400 S1/CX270 S1」

サーバの運用管理には、システム統合管理ツール群「ServerView Suite」が提供される。新モデルの希望小売価格、および提供開始時期は以下の通り。

製品名 希望小売価格(税別) 提供開始時期
PRIMERGY RX100 S7 15万1,900円 2012年5月下旬より
PRIMERGY TX100 S3 8万7,900円 2012年5月下旬より
PRIMERGY TX120 S3 12万9,900円 2012年5月下旬より
PRIMERGY TX140 S1 14万8,900円 2012年5月下旬より
PRIMERGY BX920 S3 30万2,000円 2012年5月下旬より
PRIMERGY CX270 S1 59万6,900円 2012年6月中旬より