The ConnMan provides a daemon for managing internet connections within embedded Linux.

The ConnMan Projectは8日(現地時間)、ConnMan初のメジャーリリースバージョン「ConnMan 1.0」をリリースした。ConnMan(Connection Manager)は、組み込みのLinuxシステム向けに開発されているインターネットコネクション管理デーモン。プロジェクトは、IntelとNokiaの支援を受けており、オープンソースで公開されている。

ConnManはなるべく少ないリソースで動作するように設計されているコネクション管理デーモン。モジュールシステムによって機能を拡張でき、プラグインを介して有線または無線を問わずにすべての通信をサポートし、様々なユースケースに適用可能となっている。ネットワークデバイスとシステムレベルで通信するためにNetlinkを使用し、ユーザインタフェースおよびデーモンシステムの通信にD-Busを使用する。

ConnMan 1.0の主な機能は次のとおり。

  • Ethernetサポート
  • WEP40/WEP128、WPA/WPA2(パーソナル/エンタープライズ)を含むWi-Fiサポート
  • Bluetoothサポート(BlueZを使用)
  • GSM、UMTS、CDMA、LTEサポート(oFonoを使用)
  • IPv4、IPv4-LL(Link-Local)、DHCPIPv6、DHCPv6、6to4トンネル
  • 拡張ルーティングおよびDNS設定
  • ビルトインDNSプロキシおよびインテリジェントキャッシュ
  • ビルトインWISPrホットスポットログインおよびポータル検出
  • タイムゾーン設定(NTP)
  • プロキシハンドリング(WPAD)

ConnMan 1.0はこちらより取得できる。ライセンスはGPLv2を採用しており、プロジェクトサイトにドキュメントが用意されている。