The Mozilla Foundation

Mozillaは4月30日(米国時間)、すべてのMac OS Xを対象に、旧バージョンのJavaプラグインを無効にしたことを発表した。この発表により、MozillaはWindows及びMac OS X、Linuxと主要なプラットフォームに対してJavaの対策を行ったことになる。

Javaの旧バージョンに深刻な脆弱性が発見されて以降、Mozillaではユーザのリスク回避を目的として、旧バージョンのJavaプラグインの無効化を実施してきた。4月2日にWindows及びLinuxのFirefoxに対して実施し、4月16日にはMac OS Xにも行なっていた。

ただし、16日に行われたMac OS X向けの対応はMac OS X 10.5までを対象とし、以降のバージョンにはJavaプラグインの無効化を見合わせていた。これは、10.6以上のバージョンではAppleが脆弱性に対処したJavaの配布を行ったことや、Firefox側にバグがあったため実施されていなかったものだ。

今回は、4月24日にリリースされたFirefox 12でバグが修正されたことから、Mac OS X 10.6以降に対しても旧バージョンのJavaプラグインのブロックを実施したものとなる。Mozillaでは、Mac OS X 10.6以降のユーザに対して、Firefox及びJavaを最新版に更新するように呼びかけている。