米Flickrは4月25日(現地時間)、HTML5技術を用いて作り直した新しいWeb版Flickr Uploadrを発表した。ドラッグ&ドロップをサポート、より高速に動作し、短時間で効率的に写真をアップロードできるようになるという。

ドラッグ&ドロップを使えることで、アップロードする写真の指定が容易になる。これまでは「Choose photos and videos」をクリックし、アップロードするファイルを選択していたが、新しいアップローダでは複数の写真をドラッグし、Flickr Uploadrを開いたブラウザ画面にドロップするだけで完了する。またプレビューが表示されるようになり、サムネイルをドラッグして順番を変えるなど、アップロードする前にFlickrでの表示を整えられる。拡大/縮小、回転、タイトル順の並べ替えなども容易に行えるという。

HTML5技術で作り直されたFlickr Uploadr。ドラッグ&ドロップによる作業をサポート

タイトル、説明、タグの追加も改善された。友だちのタグ付けが可能になり、ライセンスやコンテンツの種類など詳細オプションをUploadrページで変更できる。

こうしたユーザーインターフェイスによる効率化に加えて、アップロード速度の高速化を実現した。平均で20-30%、特に米国以外の地域で改善効果が大きく、地域によっては最高50-60%の向上が得られるという。

Flickrは高品質な写真を楽しめるようにサービス全体の刷新を進めており、新しいUploadrの提供はその第1歩である。同社はまた、ファイルサイズの上限の引き上げも発表した。無料ユーザーは30MBまで、Proユーザーは最大50MBの写真をアップロードできる。