グリーは「利用環境の向上に関するアドバイザリーボード」を4月20日に開催した。このアドバイザリーボードは、「GREE」におけるソーシャルゲームなどに関するサービス向上を目的に、外部有識者を集めて議論するために設けられたもので、今回の開催が第1回目となる。

第1回アドバイザリーボードでは、GREEにおける各施策の実施状況の確認と、同社に対するアドバイスが行われた。同社がアドバイザリーボードに報告したデータによると、人気ゲーム「探検ドリランド」で実施した各種施策の結果、大手オークションサイトにおける関連アイテムの出品件数が56%減少し、落札金額は76%減少したという。

探検ドリランドのアイテム、カードなどに関する出品件数の推移(発表データより)

探検ドリランドのアイテム、カードなどに関する落札金額の推移(発表データより)

なお、第1回アドバイザリーボードの出席者は、尾花 紀子氏(ネット教育アナリスト) / 香山 リカ氏(精神科医、立教大学 現代心理学部 教授) / 小向 太郎氏(情報通信総合研究所 主席研究員) / ジョン・キム氏(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任准教授) / 新 清士氏(ジャーナリスト、立命館大学 映像学部 非常勤講師) / 原田 由里氏(一般社団法人ECネットワーク 理事) / 森 亮二氏(弁護士 英知法律事務所パートナー 米ニューヨーク州弁護士)の7人。主な議題は「アドバイザリーボードの開催要項と目的」、「国内ソーシャルゲーム市場の概要および、昨今の情勢」、「グリーの事業概要および市場動向をふまえた施策と成果」、「アドバイザリーボードの今後の進行」の4つであった。