ブルーコートシステムズ(以下、ブルーコート)は4月12日、ネットワークトラフィックの可視化と帯域制御を行うアプライアンス「Blue Coat PacketShaper」の最新OS「PacketShaper 9」の国内での提供開始を発表した。

PacketShaper9は、IPv6未対応の企業ネットワークに密かに流れ込む「シャドウネットワーク」を検知し、ネットワークやアプリケーション、コンテンツの各レベルでIPv6トラフィックを可視化・制御するソリューション。

新OSはまた、同アプライアンスのスループットを最大8Gbpsに拡張し、ビデオをはじめとするリッチコンテンツ、大容量ソフトウェアのダウンロード、その他のアプリケーションによるトラフィックの増加に対応する。

同製品は、700を超えるアプリケーションと数千万のWebサイトを詳細に把握し、84のカテゴリにリアルタイムで分類できる非常に強力な分類エンジンを搭載し、またIPv6アプリケーションとコンテンツの可視化を追加した。これにより、企業はIPv6の送受信トラフィックを詳細に把握し、アプリケーションやコンテンツごとに制御を適用できるようになる。また、IPv6のセキュリティリスクを検知し、潜在的な脅威を早期に軽減し、適切な予防措置をとることができる。

PacketShaper 9はさらに、ユーザーインターフェイス(UI)の応答時間が10倍以上高速化され、使いやすくなった。新しいUIは、ワークフローを統合したほか、すべてのPacketShaperアプライアンスで使用できる。

入手方法は、PacketShaperのサービス契約を締結されている顧客は、無償でアップグレード可能となっている。