会話の履歴機能を議事録に活用

先ほども少しだけ触れたが、Lync Onlineを使用した会話は「履歴として記録」することができる。

インスタントメッセージで会話した履歴はOutlookの「会話履歴」に保存されており、後から読み直すことができる。会話の内容から議事録を作成する際などには重宝するだろう。

図12 : Outlook から会話履歴を参照

また、通話やビデオ会議の内容も「Lyncレコーディングマネージャー」で記録することができる。記録した内容はWMV形式の動画で保存されるので、会議に出席できなかったメンバーと、細かい意見も含めて情報共有することも可能だ。

図13 : Lync レコーディングマネージャーを使用したビデオ会議の記録

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以上、簡単ではあったが、Lync Onlineの機能をひととおり取り上げた。

Lync Onlineでは単純なインスタントメッセージだけでなく、通話やビデオ会議の機能も提供している。また、デスクトップ/プログラム/プレゼンテーションの共有というように様々なかたちで情報共有しながらコミュニケーションすることが可能だ。

さて、本企画ではこれまで、Office 365の同一テナント(同じサブスクリプションの契約)内での利用を主に見てきた。しかし、Office 365では同一のテナント内のユーザーだけでなく、外部のユーザーと連携するための方法もいくつか提供されているようだ。次回は外部ユーザーとの連携について掘り下げていきたい。