ヤフーは3月29日、同社の提供する地図サービス「Yahoo!ロコ 地図」をリニューアルした。オープンソースの地図「OpenStreetMap (OSM)」を追加したほか、いくつかの機能強化が行われている。

OpenStreetMapは、ユーザー自身が地図を編集できる地理情報データ作成プロジェクト。プロジェクトには世界各地のユーザーが参加しており、世界中の地理情報が日々整備・更新されている。OpenStreetMapの地図上では、レストランやホテル、目的地までの移動経路といったさまざまな検索も行える。

Yahoo!ロコ 地図のOpenStreetMap表示画面。画面右上の地図メニューから「OSM」を選択すると利用できる

また、今回のYahoo!ロコ 地図のリニューアルでは、道沿いにある店舗や施設を検索する機能や、地図上の複数の地点間の距離を計測する機能も追加されている。道沿い検索は、iPhone向けにWebアプリとして公開していたサービスをアレンジしたもので、地図上で道を指定して店舗や施設の検索ができる。

このほか、閲覧性を向上させるために地図画面のデザインを一新し、地図画面での住所選択機能やキーワード検索時のキーワード候補表示機能が改善されるなど、細部にわたって機能強化が図られている。