Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

Firefoxのベータチャンネル「Firefox 12」に新しい更新システムが導入された。ユーザの操作による更新を必要とせず、自動でアップデートを行うという機能で、Mozillaではこの機能を"サイレントアップデート(Silent Updates)"と呼んでいる。

Firefoxはこれまでも自動に近いアップデート機能を提供しており、このアップデート機能は新しいバージョンを自動的に入手してインストールを促すというものだった。インストールを始めようとすると、FirefoxはUAC(User Account Control )ウィンドウで警告を表示し、ユーザーがインストールを許可する必要があった。

ただ近年では、セキュリティ対応によって更新期間が短くなることで、ユーザは頻繁にポップアップに対応しなければならないといった煩わしさが発生していた。そこでChromeのようにユーザが気づかずに「バックグラウンドで静かにアップデート」できるサイレントアップデートが実装されるようになった。

サイレントアップデートに関してはRobert Nyman氏がブログ内でも紹介しており、将来のFirefoxにとって重要な機能のひとつとなっている。まだ導入されたばかりでサイレントアップデートのロードマップにおいてもリリースターゲットは示されておらず、いつ正式サポートされるかはまだわからない状況となっている。