PFUは、同社の検疫ソフトウェア「iNetSec Inspection Center」の機能強化を行い、「iNetSec Inspection Center V7.0」として販売を開始した。従来のPCに加え、新たにAndroidやiOSのスマートフォンやタブレット端末の検疫を実現する。

AndroidやiOSの端末に対してサポートされるのは、ユーザー認証、機器認証(MACアドレス)、OSのバージョンの検査。さらに、Android端末については、ウイルス対策ソフトなど、必須ソフトが導入されているかなどの検査も行える。これにより、社内ネットワークに接続できる端末を会社支給のスマートデバイスに限定させることができるため、「ネットワーク不正接続」を防止することができる。また、「最新バージョンにアップデートされているiOS端末、または、ウイルス対策ソフトが導入されているAndroid 端末」といった最低限のセキュリティ対策を確保することが可能となる。

検疫ポリシー違反の画面

運用については、認証・検疫が完了するまで、隣の端末とも通信できなくする「エッジモデル」、認証・検疫が完了するまで、フロア外の端末と通信できなくする「フロアモデル」、データセンターにアクセスする端末を対象に認証・検疫する「センター保護モデル」、社外から社内にアクセスする際に認証・検疫を行う「リモートアクセス/VPNモデル」など、環境に合わせて導入できる。

また、ポリシーに違反している端末をすぐに遮断するのでなく、警告により猶予を持たせる運用も可能となっている。

ポリシー設定画面

対応OSは、Android 1.6/2.0/2.1/2.2/2.3/3.0/4.0およびiOS 3/4/5。 価格はPCが1,000台、スマートデバイスが500台の場合で680万円(別途サーバや作業費が必要)。