富士通は、シンクライアントの新グローバルブランド「FUTRO」シリーズの国内第1弾として、デスクトップ型シンクライアント「FUTRO S900」の国内販売を開始した。価格は4万9,000円(税別)からで、2月下旬より出荷が開始される。

「FUTRO S900」(ディスプレイはオプション)

「FUTRO」シリーズは、富士通とドイツに本社を置く富士通テクノロジー・ソリューションズが共同で開発し、グローバルに販売とサポートを行うシンクライアント製品。今後、順次、ラインナップを拡充していくという。

「FUTRO S900」は、省スペースの小型デスクトップ型シンクライアントで、オプションで手のひら静脈認証や指紋認証、スマートカードなど多くの個人認証技術に対応し、USBやシリアルなどの各ポートの使用を制限することにより、情報の持ち出しを管理し情報漏洩対策を行うことが可能。

OSには、Windows Embedded Standard 7を採用している。また、IEEE802.11 b/g/n準拠の無線LANを搭載したモデルも用意されている(税別56,000円)。ディスプレイインタフェースを標準で2ポート搭載し、マルチモニタ環境も構築できる。

CPUはAMD G-T44R(1.20GHz)、メモリは2GBで、対応システムはCitrix XenDesktop 5.5、Citrix XenApp 6.5、VMware View 5.0。インタフェースはUSB×6、LAN、DVI-I、DisplayPort、PS/2×2。外形寸法は約W52×D179×H251mm、重量は約1.3Kg。