グラモは1月31日、同社の販売するスマートフォンやタブレット端末から自宅の家電をコントロールできる高機能学習リモコン端末「iRemocon」に対応したAndroid版アプリケーションの提供を開始したと発表した。リモコン端末「iRemocon」は、2011年7月に発売を開始。これまでiRemoconを操作するアプリケーションは、iPhone / iPad / iPod touchのみに対応していた。
iRemoconは、家電などの機器のリモコン信号を学習させることができるマルチリモコン。このiRemoconを自宅のWi-Fi無線ルーターに接続することで、外出先などから自宅内の機器の操作がiRemocon経由で可能となる。もちろん自宅内においても、スマートフォンから機器の操作が可能だ。
同社によると、発売直後から「外出先からでも家電コントロール」ができる製品として注目を浴び、特にリモコンを操作するアプリケーションのAndroid対応に対する要望が多く寄せられていたという。
人気の理由となっているのが、Web上に用意した「UIデザイナー」を利用し、自分のお気に入りの壁紙や画像を使って自由にリモコン画面を作成できる機能や、複数の機器の操作を一連の操作として登録できるマクロ機能、日時を指定して自動で機器を操作するタイマー機能など、さまざまなカスタマイズが可能な点だ。
また、無料で利用可能な「iRemocon」サーバーを経由して、ルーターの設定といった特別な知識がなくても、簡単に外出先から自宅内の家電をコントロールできるサービスを提供しているほか、開発者向けにはiRemoconを制御するAPI仕様も公開されている。
なお、今回のAndroid対応アプリについては、「一部のAndroid端末では動作しない場合がある」として動作検証済み端末一覧が公開されている。その他、製品の詳細情報は「iRemocon」Webサイトで確認できる。