NECインフロンティアは1月20日、同社が開発したオーダーエントリーシステムが、壱番屋が展開する「カレーハウスCoCo壱番屋」において展開が開始されることを発表した。

新システムでは、従来機に比べ処理スピード、省電力性、デザイン性を向上させた新型POSターミナル「TWINPOS5500Ci」、操作性を追求したオーダー端末、キッチンプリンタなどのハードウェアがリニューアルされた。同店が展開するドライブスルー、宅配、テイクアウトなどの各サービス形態において、最適なシステム構成を実現したことで、よりきめ細なサービスの提供が可能となる。

リニューアルしたPOSターミナルでは、大画面カラー液晶ディスプレイ、回転式キーボードを搭載し、店舗における操作性を大幅に向上させた。合わせて、記憶装置には従来のハードディスクに替えてシリコンディスクを採用することで、より信頼性の高い安定稼働を実現するとともに、従来機比約30%の消費電力削減により、節電、運用コスト削減に寄与する。

オーダリングシステムには、ハンディターミナルに従来機より大型化した4.3インチタッチパネルを採用。これにより、視認性、操作性が向上し、同店の特長特徴である数多くのトッピングメニューの検索や入力がスピーディに行えるようになった。

合わせて、サービス形態に対応した業務ソフトや周辺機器の構成を店舗ごとにシステム設計を行うことなく、簡単なアプリケーションの設定で対応することが可能となった。

ドライブスルーやテイクアウト専用窓口を持つ店舗では、複数台のPOSを連携させることで、会計業務や売上の一元管理が可能となるほか、宅配サービスでは、電話注文受けからオーダー入力、調理指示、配達指示、入金までの業務を一連のPOS機能の中で行うことで、業務の効率化と入力ミスによる過不足金発生のリスクを軽減する。