米Nielsenは1月18日、米国の消費者を対象としたスマートフォンに関する調査結果を発表した。2011年12月、新規にデバイスを購入した人の44.5%が米Appleの「iPhone」を購入したと回答、10月調査の25%から大きく増加した。なかでも、2011年秋に発売となった最新機種「iPhone 4S」が人気を牽引しているという。
2011年12月に購入したスマートフォンの機種を聞いたところ、半数近くとなる44.5%がiPhoneと回答、Android端末の46.9%に大きく詰め寄った。iPhone購入者のうち57%はiPhone 4Sを購入していた。
11月はAndroidが48.7%、iPhoneが38.8%、10月はAndroidが61.6%、iPhoneが25.1%だった。Android人気が一段落し、iPhone 4Sが選ばれているようだ。この間、カナダResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry」は7.7%(10月)、6.4%(11月)、4.5%(12月)と下降線をたどっている。
結果、2011年第4四半期(10月ー12月)のスマートフォンOS別シェアは、Androidが46.3%、iOS(iPhone)が30%、BlackBerryが14.9%、Windows Mobileが4.6%となったという。過去3ヵ月だけのシェアを見ると、Androidは51.7%、iOSは37%に増えるが、BlackBerryは6%に縮小する。
加えて、同社は米国の消費者のうちスマートフォン所有者の比率は46%に達しており、新規購入の6割がスマートフォンを選んでいることも報告している。