JR東日本は1月10日、日光線鶴田駅の通路屋根の一部を利用して、有機薄膜太陽電池や蓄電池などで構成されるシステムを設置し、長期間にわたるシステムの稼働状況を確認することで、有機薄膜太陽電池の基礎評価試験を行うと発表した。

システムには「昼間に発電・蓄電する」、「蓄電した電力を使って夜間に通路屋根の下部に設置したLED照明を点灯させる(点灯のスイッチの入り切りは人感センサーで行う)」などの機能が盛り込まれる。

評価試験は2012年1月25日から2013年2月中旬まで行われる予定で、実際に駅での利用を想定したシステムを稼働させてデータを取得することで、駅特有の環境(「半屋外空間である」「列車振動がある」など)での太陽電池の導入に関する課題抽出を行う。

有機薄膜太陽電池のフィールド試験として設置するシステムの概要

駅における有機薄膜太陽電池活用イメージ