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Googleは11月14日(米国時間)、大規模データ分析サービス「Google BigQuery Service」についてより広く試験提供を開始したことを発表した。Googleはこれまで一部のエンタープライズユーザや開発者に限定してBigQueryサービスを提供してきたが、今回の公開でそれ以外のユーザも試用できるようになった。
「Google BigQuery Service」は特に大規模事業を対象に、大量データの分析サービスを提供することを目指すもの。数億以上のアクセスがあるサイトのデータ分析であったり、広域販売網を持つメーカの広告戦略用のデータ分析であったり、大容量データを短時間に分析する必要がある場合に活用できるサービスとなっている。
今回公開されたサービスはこれまで公開されていたサービスと比較して操作用のWebアプリケーションインタフェースが改善されていること、新しいREST APIが提供されていること、従来よりもテーブルのパーミッションを細かく設定できること、複数のジョブをバックグラウンドで実行させることができること、JOIN命令をサポートしたことなどの新規ポイントが挙げられている。
「Google BigQuery Service」は有償でのサービス提供になる見通し。現在のところ無償で試すことができるため、興味がある場合にはこのタイミングでの試用が適切といえる。Googleは有償サービスへの切り替えを実施する30日以上前には通知を入れるとしているので、本番環境への導入も検討する場合には、30日という切り替え期間も加味した計画を立案しておく必要がある。