JR東海は9月29日、東海道新幹線ホームで転落事故を防ぐため、既存の固定柵を用いて設置できる新たな可動柵(ホームドア)の技術開発の一定の目途がつき、試作機の製作準備に取り掛かったと発表した。

新ホームドアは構造を変更して駆動部本体をコンパクトにすることにより、1ユニットを1晩で据え付けることが可能になった。これにより、同社は利用客の通行を妨げずにホームドアの導入を行うとともに、コスト削減が実現されるとしている。

JR東海が開発した東海道新幹線の新型ホームドアの構造

今後、11月にメーカー工場内に試作機を製作し、来春まで耐久テストなどを実施し、東京駅に設置が検討されている。

新型ホームドアの設置イメージ