富士通は9月13日、PCサーバ「PRIMERGY RX300 S6」/「PRIMERGY RX600 S6」において、ScaleMPの「vSMP Foundation」ソフトウェアのハードウェア認証を取得したことを発表した。

vSMP Foundationは、ScaleMPのアーキテクチャにより、複数台のPCサーバを1つの仮想SMPシステムに統合することができるソフトウェアで、PCサーバと組み合わせることで、導入時の性能要件や将来的なシステム拡張に柔軟に対応できるSMPシステムを構築できる。

今回、ハードウェア認証を取得したPCサーバと「vSMP Foundation」のSMPソリューションを使用することにより、共有メモリシステム向けに作られた解析プログラムを最新の安価な複数台のPCサーバで動かすことが可能になる。

富士通は、共有メモリシステムにvSMP Foundationを用いたSMPソリューションを提供するほか、最新の分散メモリシステムにPCクラスタを提供するなど、HPC向けソリューションの双方のニーズに、グローバルで対応していく。認証ハードウェアは、順次拡大予定。

最小構成のシステム要件は「PRIMERGY RX300 S6」2台(InfiniBand接続)、「vSMP Foundation」ベースライセンスおよび拡張ライセンスで、この場合の価格は150万6,500円より。

PCクラスタ使用イメージ