ビー・オー・スタジオはこのほど、東証一部上場企業(全33業界/1674社、2011年7月1日時点)を対象に実施したFacebook利用状況に関する調査結果を発表した。同調査では、企業のFacebookアカウントの保有率、「いいね!」のランキングなどをまとめている。

Facebookのファンページの有無について調べたところ、「あり」と答えた企業は18.6%、「なし」と答えた企業は81.3%だった。さらに、Facebookページを保有している企業について調べたところ、「ウォールの書き込みが1ヵ月以内にある」「独自のページを展開している」Facebookページの割合は66.4%だった。

同社はこれらの結果に対し、「複数のFacebookページを持っている企業が多数存在するが、その多くが利用されないまま放置されているページとなっており、 Facebookを検索する際の障害になっていないか懸念される」とコメントしている。

また、8月23日・24日にわたり、Facebookページを保有している東証一部上場企業311社について「いいね!」の数を調べたところ、100以上獲得している企業は26%だった。最も「いいね!」が多かった企業はカプコン(35万3,206)で、これに、ANA、KDDIと続いた。

この結果について、「『いいね!』の数が多いのはB to Cの企業であり、Facebookには、顧客の目線に立った施策が求められているのではないか」と、同社は分析している。

東証一部上場企業311社の「いいね!」数ランキング 資料:ビー・オー・スタジオ