大塚商会は9月8日、サーバのシステムとデータをまるごとバックアップして保管するバックアップソリューション「サーバ丸ごとバックアップ 500GB/250GBパック」を9月中旬より提供すると発表した。

同製品は、CA Technologiesのイメージバックアップソフト「CA ARCserve D2D r16」と、タンベルグデータ製RDX装置に大塚商会独自のバックアップ設定などをセットにしたもの。RDXは衝撃や静電気にも強い、交換可能なUSB接続のハードディスク。クリーニングや劣化対策などのメンテナンスが必要なテープ装置に比べ、手軽に利用することができる。

同製品では、毎日夜間にOSからアプリケーションソフトまでのシステム、設定情報、データのバックアップを行う(同社の社内検証によると、500GBパックにおいてバックアップにかかる時間は8時間程度)。

バックアップ保管先の2重化も図られており、RDXカートリッジ1本の容量を半分に分けて交互にバックアップ領域として使用し、バックアップ中にエラーが発生した場合も前回のバックアップデータを保護できる。そのため、サーバ復旧時、テープによるデータバックアップよりも迅速にシステム復旧を行うことが可能。

「サーバ丸ごとバックアップ 500GB/250GBパック」の運用イメージ

導入後の保守運用支援として、「CA ARCserve D2D運用支援」、「ハードウェア出張修理サービス」が準備されている。同製品の価格は、500GBパックが42万2,100円から、250GBパックが33万9,900円から(すべて税別。保守契約の金額は含まず)。