ファミリーマートは9月8日、常温・定温(16~20℃)、冷蔵(3~8℃)、冷凍(-24℃以下)の4温度帯の販売設備を搭載した移動コンビニ「ファミマ号」を稼働すると発表した。

ファミマ号はまずは、東日本大震災の被災地である宮城県仙台市の避難所などで9月中旬から営業を開始する。その後、岩手県・福島県・宮城県を中心に10月末までに合計3台のファミマ号を稼動する。将来的には、買い物不便地域での営業も実施する予定。

ファミマ号の営業予定地域と時期

1号車…宮城県・仙台市(9月)、石巻市(11月)
2号車…福島県・福島市(10月)、郡山市(12月)
3号車…岩手県・盛岡市(10月)、宮古市(12月)

ファミマ号は専用の発電機を搭載しているため停電地域でも営業が可能なほか、電子レンジ・電気ポット・手洗い場も備えている。主な取扱商品は、おむすび、弁当、飲料、菓子、日用品など約300種類の商品だが、地域のニーズに合わせた品揃えも行っていく。

ファミマ号の外観と営業時の様子

ファミマ号の配置図