アイ・コミュニケーションは8月1日、仕事におけるメールの利用状況と実態を把握した「ビジネスメール実態調査2011(平成23年)」の結果を発表した。同調査は、ビジネスパーソンが直面しているメールコミュニケーションの実態とその課題を明らかにしたもの。有効回答数は1033。
仕事上で周囲とコミュニケーションをとる主な手段を聞いたところ、最も多かったのが「メールを送る」(98.55%)だった。これに、「電話をする」(92.74%)、「会う」(88.00%)と続く。ソーシャルメディアの利用については、「Facebookに書き込む」(16.17%)、「Twitterに書き込む」(12.10%)となっており、一部のビジネスシーンで利用されていることがわかった。、「スマートフォン」でメールをチェックしている人も21.39%という結果が出ている。
メールの送受信に使っているメールソフトを尋ねる質問では、「Gmail」(Google Appsを含む)」が最も多く、これにマイクロソフト製品「Outlook Express」(26.72%)、「Outlook」(22.85%)が続く。
ビジネスメールの送受信に使っている主なメールソフトは? 資料:アイ・コミュニケーション |
1日に送受信するビジネスメールの数を聞いたところ、送信数は、1日に「1~5通」(36.79%)と「6~10通」(28.07%)の合計が64.86%と3分の2を占めており、受信数は、1日に「1~9通」(30.91%)と「10~19通」(22.19%)の合計が53.10%と過半数を占めている。
過去1年間でメールを受け取って不快に感じたことがあるかについて聞いたところ、「よくある」(2.42%)と「たまにある」(43.37%)と、過半数近い人が何らかの不快を感じていることがわかった。具体的な不快内容は、「文章が失礼」(55.81%)、「文章が曖昧」(38.48%)、「文章が冷たい」(29.39%)の3項目が上位を占めている。