NTT レゾナントとループス・コミュニケーションズは7月28日、インターネットアンケート・サービス「goo リサーチ」登録モニターの中からソーシャルメディアの公式アカウントを保有し、通常業務で運用する立場にある企業の担当者を対象に実施した「企業におけるソーシャルメディア活用状況」の調査結果を発表した。
今回行われた調査は、2010年7月実施の「企業におけるTwitter 活用調査」、2010年11月実施の「企業におけるソーシャルメディア活用状況に関する調査」に続き、第3回となる。有効回答数は590名。
活用しているソーシャルメディアを聞いたところ、上から、「YouTube(54.6%)」「ブログ(53.6%)」「Twitter(42.9%)」となった。Twitterの公式アカウントと併用しているソーシャルメディアのうち、増加したのは「Facebook」のみで、第2回調査から10ポイント以上伸ばし41.5%となった。
ソーシャルメディアの活用割合 |
Twitter公式アカウントおよび併用しているソーシャルメディアの活用期間は、1年以上運用しているケースが多く、特に従業員規模1,000 人以上の企業において高いという。
回答者の5割以上がソーシャルメディア運用チームの所属人数を3人未満と回答している一方、大企業では4人以上と回答する割合が6割以上となった。規模の大きさに応じてチーム体制の整備が進んでいるようだ。
ソーシャルメディアを運用するうえでの課題は、「営業上の効果が見えない」「人材が不足している」が中心で、「定量的な効果が見えづらいことが依然として大きな課題」とコメントされている。また、「投稿のネタがない」がすべてのメディアで増加傾向となり、「発信する情報やコンテンツ制作のノウハウ提供のニーズが高まっている」と分析されている。
今後活用したいソーシャルメディアは「Twitter( 68.8%)」がトップで、これに「Facebook (44.3%) 」「YouTube(28.1%)」「ブログ(26.9%)」と続く。従業員規模別では、規模が高まるほど「Facebook」の活用意向が強まる傾向にあり、公式Twitterのアカウント運用期間が1年以上の企業のほうが積極的に他のメディアを併用する意向が強いという。
今後、積極活用したいソーシャルメディア(複数回答) |