リコーは、外形寸法がW285×D189×H40mmと薄型で、重量1.6kgのテレビ会議システム「リコーユニファイド コミュニケーション システム P3000」(以下、P3000)を発表した。8月22日に発売され、価格は198,000円(税別)。ほかに、通常の1年間無償保証に2年間保守がプラスされた「安心3年モデル」もあり、こちらの価格は223,000円(税別)。
なお、P3000を利用するには、センターサーバ接続利用料、運用サービス利用など、毎月サービス利用料が必要で、定額の場合は25,000円(税別)、従量制の場合は6,000円(5時間利用分込み)+利用料金(15円/分)(税別)となる。
新製品は、カメラ、マイク、スピーカー、有線・無線LANなどの設備を搭載。映像を表示するための装備はないので、別途、映像を出力するプロジェクタなどに接続する必要がある。ただし、本体とPCをUSBケーブルで接続すると、相手とパソコンの画面を共有することが可能。映像規格はH.264/SVCを採用する。
通信プロトコルは独自手順のため、P3000同士で接続することが基本となる。最大同時接続数は20拠点(画面表示は最大9拠点)。通信速度は500Kbps~2Mbps。
インタフェースは、動作検証済みの機器(マイク、スピーカー)接続可能なUSB ポートA、PCを接続可能なUSB ポートB、1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11b/g対応無線LAN。映像出力解像度はXGA(1,024×768ドット)およびWXGA(1,280×800ドット)。映像出力端子はD-SubとDVI-Dとなる。