OpenCL is the first open standard for parallel programming.

Intelは6月29日、「Intel OpenCL SDK 1.1 gold」を公開した。OpenCL 1.1仕様に準拠したSDK。Intel OpenCL SDKよりダウンロードできる。OpenCL (Open Computing Language)は並列プログラミングを実現するためのオープンスタンダード。サーバからPC、組み込みデバイスに至るまで最新のプロセッサを効率的に並列利用することを想定している。

Intel OpenCL SDK 1.1を利用するにはIntel Streaming SIMD Extensions 4.1または4.2、Intel Advanced Vector Extensionsなどの機能を持ったCPUが必要。OSとしてはWindows 7、Windows 7 SP1、Windows Vista SP2、SUSE Linux Enterprise Server 11 SP1、Red Hat Enterprise Linux 6がサポートされている。サポートしているプロセッサとプラットフォームの詳細はリリースノートに掲載されている。

OpenCL 1.1そのものは1年ほど前となる2010年6月には発表されていた。Intelは仕様の正式発表後、1年間ほどかけてSDKを完成させたことになる。