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MozillaはFirefoxの新規タブページにどういった機能を盛り込むのか模索を続けている。IE、Chrome、Safari、Operaのどのブラウザも新規タブページには頻繁にアクセスするサイトや登録したサイトが表示される機能を提供している。ブランクページを提供しているのはFirefoxだけだ。これはサイトへのショートカットを表示することでユーザの思考の邪魔をし、本来アクセスしようとしていたサイトから気が逸れるのを防ぐためだが、機能的に物足りないものがあるのもまた事実だ。
Firefoxのユーザインタフェースを担当するチームからは新規タブに表示される内容を、マウスのクリックで開いた場合と、キーボードのショートカットで開いた場合とで別の内容を表示するというアイディアが発表されている。これとは別に、Mozilla Labsからは「Predictive Newtab」という別のアプローチが発表された。エクステンションとしてすでに提供されており、Mozilla Labs: Prospector - Predictive Newtab :: Add-ons for Firefoxからインストールして試用できるようになっている。
「Predictive Newtab」は現在閲覧しているサイトに関連のあるサイトへショートカットを新規タブページに表示するというもの。過去にアクセスしたことがあるサイトでありユーザが興味を持ちそうであるものの、すでにユーザが忘れてしまっているサイトを提案する機能も持っているという。提案の根拠となるデータはユーザの履歴データとブックマーク。ブックマークにちゃんとタグが設定されている人ほど優れた動きになるという。
新規タブページに関するFirefoxの取り組みは長い間模索の状態が続いており、どういった機能にまとまるのかまだ先が見えない状況にある。「Predictive Newtab」も実装が荒削りで、実験的な取り組みという側面がかなり強い。しかし、ブランクページから何らかの機能を提供するページへ置き換える取り組みが進んでいることは間違いのないところだ。